TCDテーマ「CANON」が、あなたの作品を輝かせるための強力な機能を持っていることは、もうご理解いただけたかと思います。
しかし、デザイナーであるあなたにとって、次に気になるのはこのような点ではないでしょうか。
「テンプレートだと、どうしても画一的なデザインになってしまわないだろうか?」
「自社のブランドカラーや、大切にしている世界観を、どこまで細かく反映できるのだろう?」
あなたのその「こだわり」、よく分かります。この記事では、CANONが持つデザインのカスタマイズ機能に焦点を当て、あなたのオリジナリティをどこまで表現できるのか、その具体的な範囲を解説します。
デザインの司令塔「TCDテーマオプション」
まず覚えておきたいのは、CANONのデザインに関する設定は、すべてWordPress管理画面の「TCDテーマオプション」に集約されているという点です。
CSSやHTMLといったコードを一切触ることなく、サイトの印象を決定づける重要な要素を、まるでスマートフォンの設定画面を操作するように直感的に変更できます。
▼ あわせて読みたい そもそも「TCDテーマオプション」の基本操作に不安がある方は、まずはこちらの初期設定ガイドをご覧ください。 → https://www.mu-seikatu.net/tcd-canon-initial-setup
それでは、具体的に何が変更できるのか、見ていきましょう。
カラー設定:サイト全体に、あなたのブランドカラーを反映させる
色は、サイトの印象を決定づける最も重要な要素です。あなたの会社が大切にしているブランドカラーを、サイトの隅々にまで反映させることができます。
「TCDテーマオプション」内のカラー設定では、主に以下の箇所を自由に変更可能です。
- メインカラー: サイト全体で最も基本となる色です。
- アクセントカラー: ボタンやリンク、マウスオーバー時の色など、訪問者の注意を引きたい箇所に使われる色です。あなたのブランドカラーをここに設定することで、一気にサイト全体がオリジナルな印象になります。
- テキストカラー: 本文や見出しの文字色も、もちろん変更できます。
設定方法は、カラーピッカーから直感的に色を選ぶことも、カラーコード(例: #333333)を直接入力することも可能です。これにより、あなたのブランドイメージと寸分の狂いもない、統一感のある配色が実現します。
フォント設定:サイトの「空気感」を決定づける書体選び
フォントは、サイトの「空気感」や「品格」を左右します。CANONでは、あなたのサイトが目指す雰囲気に合わせて、複数の美しい日本語フォントから最適なものを選ぶことができます。
主に、以下のような選択肢が用意されています。
- 明朝体(例:游明朝): 上品で知的な印象を与え、高級感や信頼性を重視するサイトに最適です。あなたの洗練されたデザインの世界観を表現するには、最高の選択肢の一つでしょう。
- ゴシック体(例:游ゴシック): モダンで読みやすく、クリアな印象を与えます。シンプルで分かりやすいコミュニケーションを重視する場合に適しています。
フォントを切り替えるだけで、サイト全体の印象は劇的に変わります。あなたの作品が持つ雰囲気に合わせて、最適な書体を選んでください。
「ノーコード」でできることの限界
ここまで見てきたように、CANONはコーディング知識がなくても、サイトの印象を大きく変えることができる強力なカスタマイズ機能を持っています。
しかし、正直にお伝えすると、テーマオプションで変更できるのは、あくまでテーマ開発者によって「変更可能」とされている範囲に限られます。
例えば、「このボタンの角をもう少し丸くしたい」「この部分の余白をあと5ピクセルだけ広げたい」といった、非常に細かいデザインの微調整を行いたい場合は、CSSという専門知識が必要になることがあります。
ですが、ご安心ください。CANONは、そうした専門知識がなくても、ほとんどのデザイナーが満足できるレベルの「美しさ」と「オリジナリティ」が両立できるよう、あらかじめ緻密に設計されています。
▼ おすすめ記事 サイトのカラーやフォントが決まったら、次はいよいよメインコンテンツである「施工事例」を登録していきましょう。CANON独自の機能を使った、競合と差がつく見せ方はこちらの記事で詳しく解説しています。 → https://www.mu-seikatu.net/tcd-canon-portfolio-idea
まとめ:あなたの「こだわり」を表現できる、最高のバランス
TCD「CANON」は、完成された美しいデザインという「骨格」と、あなたの個性を反映させるための「柔軟性」を、非常に高いレベルで両立させたテーマです。
画一的なテンプレートとは一線を画す、あなたの「こだわり」が息づいた公式サイトは、CANONのテーマオプションを使いこなすことで十分に実現可能です。
あなたのデザイン哲学を、サイトの細部にまで反映させていきましょう。
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▼ サイト全体の情報はこちら CANONが持つサイト全体の設計思想や、本記事で紹介した以外の機能の全貌については、こちらのまとめ記事をご覧ください。 →https://www.mu-seikatu.net/tcd-canon-review-portfolio-site
