北海道をロードバイクで駆け抜ける旅、最高ですよね!でも、宿泊費を抑えたい、もっと自由に旅を楽しみたい…そんなあなたには車中泊がおすすめです。
今回は、ゴールデンウィーク明けの5月上旬に、ロードバイクと共に北海道・道南を巡る車中泊旅を敢行した私が、実際に使用した寝袋・マット・枕の3点セットをレビューします。
旅の相棒は、レンタカーの軽自動車、ダイハツ・ハイゼットカーゴ。ロードバイクを積むには最適な車です。
函館市の隣、恵山町を拠点に、深夜1時過ぎには車内温度約6度という環境下で車中泊を体験しました。
AM5:00頃

場所は北海道の南、函館市の隣で恵山(えさん)町です。
快適な車中泊を実現するために、こだわったのは「睡眠の質」。外食メインで、寝るだけの車中泊だからこそ、寝具には妥協したくなかったのです。
そこで選んだのが、以下3点
- モンベルの旧バロウバック#3(寝袋)、
- インフレータブルピロー(枕)
- Colemanのキャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル(マット)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【 寝袋】窮屈さとの戦い!封筒型のススメ
モンベルのバロウバック#3は、ストレッチ性が高いと謳われていましたが、正直、期待したほどではありませんでした。
カタログのようにあぐらをかけるのは、ちょっと厳しい…というのが正直な感想です。
身長177cm、体重72kgの私には、長さは問題ありませんでしたが、横幅、特に足元が狭く感じました。
とはいえ、寝袋は体にフィットしてこそ保温性を発揮するもの。冬山登山などを想定した設計なので、ある程度の窮屈さは仕方ないのかもしれません。
しかし、車中泊では、この窮屈さがネックになりました。特に下半身の締め付けが強く、股間が蒸れてしまうため、何度もファスナーを開けて足を出す羽目に…。
この経験から、車中泊には封筒型寝袋が最適だと実感しました。例えとして以下の寝袋です。
頭の部分はフード型で、寒さ対策もバッチリ。体全体をゆったりと包み込んでくれるので、快適な睡眠が得られます。
【寝袋選びのポイント】
- 使用環境でマミー型か封筒型かを選ぶ(テント泊ならマミー型、車中泊なら封筒型)
- サイズ感は実際に店舗で確認する
- 手入れのしやすさ(汚れを拭き取れる素材、湿気を吸収しにくい素材)
【枕】あるとないとでは大違い!コンパクト&高さ調整可能なものを
枕は、車中泊でも必須アイテムです。タオルを丸めて代用することもできますが、高さ調整がしやすい枕があると、より快適に眠れます。
私が愛用しているのは、マジックマウンテンのインフレータブルピロー。12年以上使っていますが、タオルを巻いて使用していたおかげか、意外と綺麗です。
そろそろ接着剤が劣化してもおかしくない。
【枕選びのポイント】
- 収納時にコンパクトになる
- 高さ調整ができる
- 滑らない素材
この3点が問題なければその他のことは目をつぶる。キリがないので枕を求めて枕難民にならないように。
【マット】厚さ5cmは正義!インフレーターマットで快適な寝心地を
マットは、Colemanのキャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル(厚さ5cm)を選びました。
厚さ5cmは、車中泊マットの定番。エアマットと迷いましたが、万人受けするインフレーターマットを選びました。
ハイゼットカーゴのリアシートには、シートベルトの接続金具の出っ張りがありましたが、マットの厚さのおかげで全く気になりませんでした。エアマットを90度に折り曲げて使っても快適でした。
【マット選びのポイント】
- 厚さがある程度あること(5cm以上)
- 設置が簡単なこと
- 収納時にコンパクトになること
車中泊の落とし穴!コールドドラフト現象に注意!
車中泊で想定外だったのは、窓ガラスからの冷気です。これは、コールドドラフト現象と呼ばれるもので、ガラス面の冷たい空気が下に流れ、隙間風のように感じるのです。
対策としては、コットを使う、頭を窓側に近づけない、寝袋のフードを被るなどがあります。
私の場合は、ジャージ上下にウルトラライトダウンを着て、靴下も履いて寝ました。5月の北海道、夜は冷えるので、寒さ対策はしっかりとしておきましょう。
暑くなったら薄着にできるように、就寝されたほうがいいです。
まとめ:快適な車中泊で、ロードバイク旅を満喫しよう!
寝袋、枕、マットは、どれも快適な車中泊に欠かせないアイテムです。
予算に限りがある場合は、機能と価格のバランスを考え、自分に合ったものを選びましょう。
実物を見て触って、納得のいくものを購入することが大切です。
快適な睡眠を確保して、ロードバイク旅を思いっきり楽しみましょう!
旅の思い出写真



