フリーランスやクリエイターが「安く買い叩かれる」最大の原因。 それは、スキル不足ではなく、「Webサイトが安っぽく見えるから」です。
TCDのテーマ「CANON(カノン / TCD109)」は、本来ホテルや結婚式場のために開発された、税込41,800円もする高額テーマです。
しかし、実はこのテーマこそが、「高単価な案件を獲得したいクリエイター」にとっての最適解となります。
なぜなら、ホテル級の「非日常感」と「おもてなしの動線」は、そのまま「あなたのブランド価値」を跳ね上げる装置になるからです。
本記事では、CANONの公式デモサイトを「理想のポートフォリオ設計図」として分解し、見る人を圧倒するサイト構成の秘密を図解します。
CANONの黄金配置:自分を「高級ブランド」にする2つの設計
設計図 01:トップページ(世界観の支配)

▼ 上記画像の配置意図(答え)
CANONのファーストビューにおける正解は、「言葉での説明」を捨てることです。
画面いっぱいの動画(YouTube/MP4)やスライダーで、あなたの作品(映像・写真)だけを強烈に見せる。
これにより、訪問者は理屈抜きで「この人はセンスが良い」と直感します。ポートフォリオにおいて、100行の自己紹介文よりも、1秒の動画の方が雄弁だからです。
▼ 真似すべきポイント
- 縦書きキャッチコピーの配置: CANON最大の特徴である「縦書き(Tategaki)」対応フォントを使用します。横書きのサイトが溢れる中で、トップに縦書きの日本語を置くだけで、老舗旅館のような「本物感」と「格」が生まれます。
- ヘッダー動画のフルスクリーン表示: ファーストビューでメニューバーすらも背景に溶け込ませ、映像への没入感を最大化させます。
設計図 02:ギャラリー&動線(成約への誘導)

▼ 上記画像の配置意図(答え)
CANONには「宿泊プラン(Room)」や「料理(Restaurant)」を紹介するための専用機能があります。
これをポートフォリオでは「制作実績」や「料金プラン」に置き換えて使います。
デモサイトの配置は、「美しい写真(作品)」を見せた直後に、「詳細スペック(広さ・料金)」を表示し、最後に「予約ボタン」を押させるという、成約に特化した流れになっています。
▼ 真似すべきポイント
- 3カラムのサービス一覧: 「Room」機能を使い、制作実績を整然と並べます。写真だけでなく「スペック表」も表示できるため、制作期間や担当領域などのビジネス情報もスマートに伝えられます。
- 追従型サイドボタンの活用: 画面の右端(または下)に、「制作の相談をする(Contact)」というボタンを常駐表示させます。作品を見て感情が動いたユーザーを、逃さず問い合わせフォームへ案内する最強の集客装置です。
まとめ:CANONは「単価」を変える投資である
CANONの価格は41,800円。WordPressテーマとしては最高ランクの金額です。
しかし、このテーマで作られたサイトは、あなたの仕事を「ただの作業代行」から「高付加価値なサービス」へと格上げしてくれます。
「自分を安売りしたくない」「“あなたにお願いしたい”と言われるプロになりたい」。
CANONは、そのステージへ上がるための最短のチケットです。
[ ▼ TCD「Canon」公式サイトを見る ]
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