【2026年最新】TCDテーマ「TENJIKU」の成功事例10選|プロが教える「写真彩度-15%」の魔法とWeb戦略

WordPressテーマ「TENJIKU」のデモサイトを見て、「これなら自分でも作れる」と安易に導入するのは危険です。

厳しいことを言いますが、このテーマは「じゃじゃ馬」です。 画像占有率が極めて高いため、写真選びと配色設計を一つ間違えれば、一瞬で「素人の個人ブログ」のような安っぽい見た目に転落する、難易度の高いテンプレートだからです。

しかし、正しく乗りこなせば、制作会社に100万円払って作ったような「高級ブランドサイト」が、たった2万円台で手に入ります。

本記事では、実際にTENJIKUを使って成功している実在の10店舗をWebマーケターの視点で分析。 「ただの紹介」ではなく、「彩度はどれくらい下げるか?」「行間は何pxか?」といった、明日から使えるプロの実装テクニックを公開します。

目次

TCDテーマ「TENJIKU」導入事例10選:プロの視点による分析

事例 01:ことわりをはかるみせ ばんどう(名古屋市)

▼ Webマーケティング視点の分析

このサイトが高級に見える理由は、トップページで「情報をあえて隠している」点にあります。

TENJIKUの機能を使って画面いっぱいに写真だけを表示し、メニューや地図などの文字情報をすぐに見せないようにしています。

これにより、便利さよりもお店の「非日常感」を強制的に見せることができ、「ここは他とは違う高級店だ」という印象を強く与えています。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • 横書き明朝体の「行間」で品を出す
    TENJIKUは「横書き」で和の世界観を作るテーマです。ポイントは、デフォルトの明朝体の行間(line-height)をやや広め(1.8〜2.0)に設定することです。これにより、ビジネス文書っぽさが消え、高級旅館のパンフレットのような「ゆとり」が生まれます。
  • 画像の彩度を「-15%」下げる
    元の写真の彩度(鮮やかさ)を、加工ソフトでマイナス15%ほど落としています。これにより、写真の上の白い文字が読みやすくなり、落ち着いた料亭のような雰囲気が生まれます。

ことわりをはかるみせ ばんどう 公式サイト:http://www.bando-kotowari.com/

事例 02:真鶴魚座(神奈川県)

▼ Webマーケティング視点の分析

漁港食堂という「大衆的なお店」に、あえて洗練されたデザインのTENJIKUを合わせることで、「観光地価格(少し高めの値段)」でもお客さんに納得してもらう工夫がされています。

市場の食堂はごちゃごちゃした見た目になりがちですが、こちらは料理の写真を美術館のように綺麗に並べています。これにより「ただの食堂」ではなく

「わざわざ食べに行く価値のあるレストラン」として、他のお店との差別化に成功しています。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • 背景色を「真っ白」にしない
    背景の色を完全な白(#FFFFFF)ではなく、ごく薄いグレーやオフホワイトに設定すると、海鮮の「赤み」や「ツヤ」がより引き立ち、美味しそうに見えます。
  • 写真の表示速度対策
    高画質な写真をたくさん使うとサイトが重くなります。トップページに表示する枚数を厳選し、画像をWebP形式に変換するなどして、スマホでもサクサク動くように配慮しましょう。

真鶴魚座 公式サイト:https://sakanaza.jp/

事例 03:Restaurant OGATA(千葉県)

▼ Webマーケティング視点の分析

フレンチレストランにおける「余白(何もないスペース)」の上手な使い方が参考になります。

多くの人は、空白があると不安になって文字で埋めてしまいますが、このサイトは初期設定よりもさらに広く余白をとっています。

これにより、ごちゃごちゃ感が消え、自然と「店名のロゴ」と「料理写真」だけに視線がいくように計算されています。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • 「お知らせ」をブログとして使う
    「News」の機能を単なる定休日のお知らせで終わらせず、シェフのこだわりを発信するブログとして使っています。これが検索順位アップ(SEO)にも繋がっています。
  • ロゴは「背景透明」の画像を使う
    ヘッダーのロゴには、背景が透明な「PNG形式」の画像を使ってください。背景が四角く白くならず、写真の上に綺麗に文字が乗っているように見え、プロのような仕上がりになります。

Restaurant OGATA 公式サイト: https://restaurantogata.com/

事例 04:料理人の居る魚屋 鰓呼吸(全国)

▼ Webマーケティング視点の分析

「鮮度」を売りにする居酒屋業態での成功事例です。 TENJIKUは静止画がメインのテーマですが、

このサイトでは調理中の手元や、湯気が立つ料理のアップ写真を多用することで、静止画なのに「動き(ライブ感)」を感じさせる構成になっています。

「食べたい!」という生理的な欲求を直接刺激する、写真選びのお手本です。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • 明朝体ではなくゴシック体を活用 元気なイメージを伝えるため、あえて繊細な明朝体ではなく、力強いゴシック体(または太めのフォント)を使用設定にすることで、お店の活気を表現しています。
  • 「寄り」と「引き」のメリハリ 全ての写真をアップにするのではなく、「店内の広い写真」と「料理の超アップ写真」を交互に配置することで、見ている人を飽きさせないリズムを作っています。

料理人の居る魚屋 鰓呼吸 公式サイト:https://eraera.jp/

事例 05:照右ェ門窯(佐賀県)

▼ Webマーケティング視点の分析

飲食店ではありませんが、TENJIKUの「ギャラリー機能」の完成形として紹介します。

陶芸作品の持つ「質感」や「光沢」を伝えるために、このテーマの高解像度表示が最大限に活かされています。

高級レストランでも、料理そのものを「作品」として見せたい場合、このサイトのようなレイアウトが最適解となります。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • キャプション(説明文)の最小化
    写真の下にダラダラと説明を書かず、写真そのもので語らせています。スマホ閲覧時もスクロールの手間が減り、離脱率低下に貢献します。
  • 黒背景での没入感演出
    背景色を黒(または濃いグレー)に設定することで、被写体の輪郭を浮かび上がらせています。高級フレンチやバーなど、夜の業態でも使えるテクニックです。

照右ェ門窯 公式サイト:https://www.kamachi.co.jp/

事例 06:和牛焼肉 黒5(東京都ほか)

▼ Webマーケティング視点の分析

「焼肉=脂っぽい」というネガティブな印象を完全に払拭し、ラグジュアリーなブランドイメージを確立しています。

肉の「赤」と背景の「黒」のコントラスト比を計算し、サイト全体をダークトーンで統一。これにより、客単価の高い「接待」や「デート」での利用客層をターゲットにできていることが分かります。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • グローバルメニューの英語化
    メニューボタンを「Menu」「Access」など英語表記にすることで、焼肉店の泥臭さを消し、スタイリッシュな印象を強化しています。
  • シズル感の演出
    焼く前の肉だけでなく、焼いている最中の写真を入れることで、視覚的に「音」や「匂い」を想像させています。

和牛焼肉 黒5 公式サイト: https://kuro5.net/

事例 07:tridor(愛知県)

▼ Webマーケティング視点の分析

完全予約制レストランにおける「期待感の醸成」に特化した構成です。

TENJIKUのトップページスライダー機能を使い、料理だけでなく「器(うつわ)」や「空間」を断片的に見せることで、「一度行ってみたい」という強い動機づけを行っています。

情報を網羅するのではなく、あえて「謎」を残すプロモーション手法です。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • フッター情報の簡素化
    ページ下部(フッター)をごちゃごちゃさせず、予約ボタンだけを目立たせることで、コンバージョン(予約)への動線を明確にしています。
  • スライドショーの速度調整
    画像の切り替え速度をゆっくり(5秒以上)に設定することで、落ち着いた時間の流れをWeb上でも表現しています。

tridor 公式サイト:https://tridor3.com/

事例 08:おかやまデミカツ丼応援隊(岡山県)

▼ Webマーケティング視点の分析

「B級グルメ」という親しみやすいテーマを、TENJIKUを使ってあえてスタイリッシュに見せたブランディング事例です。

「安っぽい」と思われがちなカツ丼を、雑誌の特集ページのように紹介することで、「地元の名物料理」としての格を引き上げています。

ポータルサイト(情報サイト)的な使い方としても参考になります。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • グリッドレイアウトの活用
    複数の店舗やメニューを並列に見せるため、TENJIKUのグリッド(格子状)レイアウトを効果的に使用し、カタログのように見やすく整理しています。
  • 色使いで「親しみ」を残す
    テーマ自体は高級感がありますが、アクセントカラーに暖色(オレンジや茶色)を使うことで、高級になりすぎない「食欲をそそるバランス」を保っています。

おかやまデミカツ丼応援隊 公式サイト: https://okayama-demikatsudon.net/

事例 09:寿司 しおり(広島県)

▼ Webマーケティング視点の分析

日本の伝統食である「寿司」と、TENJIKUの持つ「和モダン」の相性が抜群に良い事例です。

白木のカウンターの清潔感と、Webサイトの「白ベースのデザイン」をリンクさせることで、Webサイトを見ただけで「この店は衛生的で信頼できる」という安心感を与えています。

生ものを扱う店にとって、この清潔感の演出は必須条件です。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • 余白(マージン)の拡大
    写真と写真の間隔を広く取ることで、詰め込み感をなくし、一貫一貫を丁寧に提供するお店の姿勢をWebデザインで表現しています。
  • 縦書きナビゲーション
    PC表示時のメニューを縦書きに設定することで、和食店らしい格式高さを演出しています。これはTENJIKU特有の機能の一つです。

寿司 しおり 公式サイト:https://sushi-shiori.com/

事例 10:京都クラフトビール醸造所 ことことビール(京都府)

▼ Webマーケティング視点の分析

TENJIKUを「ブランドストーリーを伝える読み物」として活用している事例です。 単にビールを紹介するだけでなく、

醸造所のこだわりや背景にある物語を、美しい写真と共にスクロールで読ませる構成になっています。

ECサイト(通販)への誘導もスムーズで、「読んでファンになってもらい、購入させる」という動線が完成されています。

✅ プロの実装テクニック:ここを真似ればOK

  • CTAボタンのデザイン
    「ONLINE SHOP」へのボタンを、サイトの雰囲気を壊さないシンプルなデザインにしつつ、適切な位置に配置してクリックを誘導しています。
  • パララックス効果の活用
    スクロールに合わせて背景画像がゆっくり動く「パララックス(視差)効果」を使い、奥行きのあるリッチな閲覧体験を提供しています。

京都クラフトビール醸造所 ことことビール 公式サイト: https://kotokotobeer.com/

失敗しないための Q&A

写真撮影をプロに頼む予算がありません。

最近のスマホ(iPhoneなど)でも十分です。ただし、必ず「自然光(太陽の光)」が入る窓際で撮影してください。夜の店内や蛍光灯の下で撮った写真は、TENJIKUの美しさを半減させ、一気に素人感が出てしまいます。

TENJIKUはスマホでも綺麗に見えますか?

はい、レスポンシブ対応です。ただし、スマホでは写真が縦長にトリミングされることが多いので、撮影時は「被写体を中央に配置した写真」を用意するのがコツです。

まとめ:TENJIKUは「写真」が9割

事例を見てわかるとおり、TENJIKUで成功しているサイトは、共通して「写真のクオリティ」と「余白の使いこなし」が徹底されています。

機能が多いテーマですが、まずは「最高の一枚をトップに置くこと」から始めてみてください。それだけで、あなたのお店のサイトは劇的に変わります。

まだ「TENJIKU」の設計思想(理論)を読んでいない方はこちら 「なぜ引き算のデザインが予約単価を上げるのか?」を解説しています。

👉 [【脱・食べログ】TCD「TENJIKU」で高級店を作るための設計図。なぜ「引き算」が予約単価を上げるのか?]

また以下の記事は ▼ 数あるWordPressテーマの中からなぜ「TENJIKU」をえらんだか?について書いています。

「👇️ TCDの他のテーマは他にも多数あり、見比べたい方はこちらもご覧ください。」

最後にワンポイント:サイトに命を吹き込む「写真」について

「TENJIKU」のデモサイトは、プロが撮影したような美しい写真が印象的ですよね。

これらのデモサイトで使用されている写真は、テーマには付属していません。著作権などの理由から、サイトを構築する際は、ご自身でオリジナルの写真をご用意いただく必要があります。

これは、自社のオフィス風景やスタッフの働く様子、製品の写真など、御社ならではの”らしさ”を表現する絶好の機会でもあります。

もし手元に写真がない場合でも、法人・店舗向け出張撮影サービスの【PIXTAオンデマンド】または、 画像素材【PIXTA】といったストックフォトサービスで、企業のイメージに合う高品質な写真を購入することも可能です。

素晴らしいオリジナル写真と「TENJIKU」の洗練されたデザインが組み合わさることで、唯一無二のコーポレートサイトが完成します。

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